ロゼの物置部屋

昔読んだ物語も、いま夢中になっている物語も。

何十年たっても忘れられない一言や一場面、昔は気づかなかったこと、今の物語を読んでいてふとつながったこと。ときには「もし、この物語を今のロマンスの文法でやり直したら?」なんて妄想まで。

きちんとした考察にするほどでもないけれど、忘れてしまうには惜しい。

そんなロゼの「好き」と「なぜ?」を、気ままに置いておく部屋です。

ロゼの物置部屋

愛し合う二人を引き離すと、ろくなことが起こらない|いまさら『真珠夫人』を思い出した

りくりゅうの婚約について考えていたら、なぜか20年以上前の昼ドラ『真珠夫人』を思い出した。愛し合う瑠璃子と直也を引き裂いた結果、何の罪もない直也の妻まで悲劇に巻き込まれていく。だから思う。本当に愛し合ってる二人を引き裂くと、ろくなことがおこらん(笑)。
ロゼの物置部屋

「恋人じゃないから美しかった」は本当?|りくりゅうの婚約で考えた、名前のつかない男女の絆

りくりゅうの婚約を知って、「恋人じゃないから美しかった」という声がなぜか心に引っかかった。恋人、親友、戦友、夫婦——関係に名前がついた瞬間、それまでの絆は別物になるのだろうか。ロゼが考えた男女の絆の話。
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恋に敗れた心は、ラ・シャマードを打ち鳴らす|腹の奥で、敗北の太鼓が鳴り止まない夜に

まだ好きなのに、敗北だけが分かってしまった。腹の奥で鳴り続ける太鼓のようなあの感覚を、サガン『熱い恋』の原題 La Chamade——降伏を告げる合図——に重ねて考える。失恋を治すのではなく、苦しさを苦しいまま理解するために。