漫画121話――衝撃のラストを残し休載。
その続きを待ちきれず、原作5巻を読み進めた方も多いのではないでしょうか。
今回は、その「核心」に迫ります。
カッセルが自ら選んだ道の先にある、あまりにも重厚な「覚悟」の物語、深堀りしていきましょう。
📖 この記事の位置づけ
第14章13-14|オスカルの罠とカッセルの覚悟(この記事)
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▶原作第1巻|プロローグ①
今回のあらすじ:仕組まれた絶望、オスカルの冷酷な罠
エスカランテ家を襲う、かつてない危機。
最愛の婚約者ビビアナを突然の死で失い、そのショックから立ち直れず精神を病んで窓から飛び降りた弟ミゲル。
心労で倒れる母イサベラ。
家族の悲劇を前に、ミゲルの処遇を巡って毎日喧嘩が絶えないエスカランテ公爵夫妻。
堅固だった家族の絆が、静かに、しかし確実に崩壊へと向かっていました。
そんな中、最悪の男・皇太子オスカルがカッセルに突きつけたのは、生還不可能と言われる「ラス・サンティアゴ諸島征伐」への招待状でした。
もしカッセルが死ねば、武功を誇るエスカランテ家は弱体化。
生き残っても、王家への絶対忠誠を強いられる。
どちらに転んでも、皇太子に損はありません。
「カッセルを死地へ送るか、あるいは、正気を失ったミゲルを地獄のような婚姻に沈めるか」
父・公爵は、息子を「プロフーゴ(逃亡者)」という汚名に着せてでも守ろうとしますが、カッセルは自ら、その「深い罠」へと足を踏み入れる決意を固めます。
🌹ロゼの考察
啓示「avaatioetaL」(再び、立ち上がらせるだろう)
今回の考察で最もお伝えしたいのは、カッセルを貫いた「静かな確信」です。
脳裏に響く、古代の言葉
絶望的な状況の中、カッセルの脳裏に、かつてビルバオで目にした聖像の足首に刻まれていた言葉が鮮明に浮かびます。
「avaothoetal」
↑
※原文どおり出せなくてすみません。再び、立ち上がらせるだろう――復活を示す言葉。
かつて意味もわからず口にしたその言葉が、今、死地を前にしたカッセルの中で「確信」へと変わります。
戦地からの生還、そして名誉ある帰還。
それは彼にとって、神の意志というより――
彼自身が選び取った「生還の確信」だったのかもしれません。
オスカルの罠を「手段」に変える覚悟
オスカルは、カッセルを「名誉なき死」か「庇護下の無力な存在」に追い込もうとしました。しかし、啓示を受けたカッセルの目は、もはやその先にある「圧倒的な権威」を捉えています。
罠と知りながら踏み込む彼の口から出たのは、恐怖ではなく――

「深ければ深いほど良いのです。
這い上がってきたら、
その深さはすべて私のものになるでしょう……」
神に背く者、神に従う者
自分の欲望のために神意すら利用しようとするオスカル
対してカッセルは、神の意志を背負い、愛するイネスを守るために彼が誓ったのは、
生還ではなく――
「勝利して帰る」という未来でした。
この鮮やかな対比こそが、本作を至高の人間ドラマへと昇華させているのではないでしょうか。
🌹ロゼの考察:オスカルの視線の先…
オスカルは、しばらく口にしていた言葉も曖昧なまま、一瞬にして冷たく沈んだ目でルシアーノを執拗に追った。
暗い青い目に、刃物のような殺意が閃く――
その視線の先にいたのは、ルシアーノ・ヴァレスティナ(原作小説 第1巻より引用)
エスカランテ公爵との会話の中で、オスカルが窓辺から視線を止めます。
そこには、イネスの兄、ルシアーノ・ヴァレスティナがいました。
なぜ、オスカルはこれほどまでに執拗に、研ぎ澄まされた殺意をもってルシアーノを追うのか。
イネスの兄であり、将来のヴァレスティナ公爵である彼を、冷ややかに見つめるオスカルの真意はどこにあるのでしょうか。
単なる嫉妬か、それともエスカランテとヴァレスティナを同時に揺さぶるための「次の一手」なのか……。
この視線の先に待ち受ける不穏な未来に、胸がざわつきます。
おわりに:絶望の底に灯る、確信という名の火
カッセルが選んだのは、やけっぱちの特攻などではありません。
「必ず戻る」という自分自身への誓い、それこそがイネスへの絶対的な愛。
彼が踏み出した一歩は、果たしてどのような運命を切り拓くのか……。
その衝撃の行方は、ぜひ皆様の目で、原作を読み進めて確かめてみてくださいね。
📚この記事を読んだ方へ
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📖 今回のエピソード対象範囲
| プラットフォーム | 対象話数 |
| ピッコマ・LINE漫画 | 第120話、121話 |
| めちゃコミ | 第130話、131話 |
📖 作品情報・配信プラットフォーム
- 邦題: この結婚はどうせうまくいかない
- 原題: 이 결혼은 어차피 망하게 되어 있다
- 原作: CHACHA KIM
- 脚色: CHOKAM
- 作画: Cheong-gwa
【日本語版漫画】
・ピッコマ(最新話先行配信)
・めちゃコミック
・LINEマンガ
・comico
📖 原作小説・漫画(韓国語版)について
管理人ロゼは、完結までの物語を見届けた後も、以下の公式配信サイトで大切に作品を追い続けています。
- 原作小説:韓国公式サイト(RIDI)にて配信中
- 原作漫画:kakaopage
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※本記事は作品内容の分析・評論を目的としたものであり、原作の翻訳全文を掲載するものではありません。