この結婚はどうせうまくいかない 原作3巻9章①|カッセルがマリオを買収したのよ【ネタバレ】

この結婚はどうせうまくいかない 原作3巻9章①|カッセルがマリオを買収したのよ この結婚はどうせうまくいかない

🌹 原作小説『この結婚はどうせうまくいかない』第3巻9章①を、高解像度あらすじ形式で構成しています。
本記事は、管理人ロゼの個人的な視点による考察を含みます。
本文中の会話・台詞は、原作の表現を適宜引用しています。

朝には笑って「いってらっしゃい」と言ったくせに

熱はもう下がっていた。

それなのに、馬車が使えなかった。

📖この記事の読み方
本記事は、原作小説を高解像度あらすじ形式でまとめたネタバレ記事です。必要に応じて管理人ロゼの考察を交えています。

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人物相関図まとめ

あらすじ|火種はどこにでもある①

昨夜少し熱を出しただけのイネスに、カッセルは直接何も言わなかった。

代わりに馬車引きのマリオを買収し、自分は司令部へ行ってしまった。
イネスは10倍の金額で買収し返そうとするが、お人好しのマリオは頑として譲らない。

館に戻れば、事情を知ったアロンドラが冬服30着の仕立てを言い出す始末。

抑えきれない真心に囲まれながら、
イネスはアロンドラの一言から、新しい計画を思いつく。

純粋なペテン師

「ダメです、セニョーラ。」

マリオは地面だけを見ていた。

数日間、馬車に乗せるなと。
口もきかせないようにと。
セニョーラはお辛いのでお休みにならなければ——カッセルからそう言われていた。

「セニョールが幾らくれたの?」

「……わたくしが……大尉様からお金をいただいたと申しましたでしょうか?」

「分かりきっているでしょう。」

「ええ……そうでございます!わたくしはお金をいただきました……」

『どうせこうなったのなら』と始まった告白は、
金を受け取ってしまっったのでどうしようもない、という純粋なペテン師の心境告白だった。

—— 10タルサ。

たった10タルサに、自分の足が縛られている。

マリオは本気で困っていた。

「100タルサあげるわ。」

「どうしてそんな大金を…!」

10倍を積まれても、マリオは目を泳がせるだけだった。
大尉様から先にお金を頂いて、約束をしましたから——と。

買収されたくせに、ひどく頑固だった。

できるものならやってみろ

館に戻りながら、イネスは気づいていた。

カッセルはおそらく、彼女が買収し返そうとすることまで分かっていたのだ。

そしてそれでも構わなかったのだ。
マリオの煮え切らないお人好しの性格を知っていたから。

金遣いの下手なマリオに、10タルサというはした金を握らせたのもわざとだろう。

『できるものならやってみろ』という具合に。

反応の分かりきっていることは本人に言わず、買収だけは見せつけるように堂々とやって、
自分は司令部へ行ってしまう。

ここの人々は皆そろって本当に善良で、
だから時々、本当に腹が立った。

冬服30着とウサギ狩り

「カッセルがマリオを買収したのよ。」

事情を聞いたアロンドラの反応は、イネスの期待とは違う方向へ走り出した。

「昨夜、少し熱が出たの。」

「熱でございますか!なんてことでしょう!」

言ってしまってから、イネスはまずいことを言ったと直感した。
悟りというものはいつも遅いものだ。

仕立て屋を呼んで冬物の服を30着。
大尉様にウサギ狩りもして頂いて、毛皮の帽子とマフラーを。

「ここは少しも寒くないじゃない、アロンドラ。」

「寒くないのに熱が出ますでしょうか?」

カルステラは一年中暖かい。
それでもカッセルの奇妙な振る舞いは野火のように邸中に広がって、
時々顔を上げるのも辛いほどだった。

受けたことのなかったもの

アロンドラに額を撫でられ、髪を整えられながら、
イネスは幼い頃の乳母を思い出した。

熱で寝込んで目を覚ますと、いつも笑ってくれた人。
イネスが知る「母親」の定義に、最も近かった人だった。

毎日めまいに苦しみながら、自分を追い詰めていた皇太子妃も、とうとう受けられなかった心配と関心だった。

今、官邸の全員がこうだった。
うっかりくしゃみ一つすれば重病を疑われる。

心配はほとんど見当違いの生半可なものだった。

これほどまでに抑えきれない真心に囲まれて生きてきたことが、果たしてあっただろうか。

お呼びになればいいのですから

「お出かけにならなくてもよろしいのですよ。」

アロンドラが穏やかに言った。

「人々をこちらにお呼びになればいいのですから。
大尉様がこんなに煩わしくなさるたびに。」

イネスは目を瞬かせた。

―― そうだわ。
今までどうして偶然の機会を待っていたのかしら。

これで官邸に、女たちが死ぬほど出入りするようにできる――とても自然に。

アロンドラは純粋に社交の話をしていただけだった。
しかしイネスの頭の中では、全く別の計画が動き始めていた

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第9章②|離婚は思っているほど大したことではない(※次の記事へ)

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原作2巻総括|白黒だった人生に色が戻り始める

8章「人魚と兵士」は、カンラン石のメダルによって封じられていた記憶が動き出し、
イネスとカッセルの過去が少しずつ姿を現し始める章でした。

2巻全体を通して見ると、ここで描かれていたのは恋愛の進展ではなく、
「白黒だった人生に色が戻り始めること」だったのかもしれません。


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📖 今回のエピソード対象範囲

プラットフォーム対象話数
ピッコマ・LINE漫画・COMICO第42話相当
めちゃコミ第43話相当(推定)

📖 作品情報・配信プラットフォーム

  • 邦題: この結婚はどうせうまくいかない
  • 原題: 이 결혼은 어차피 망하게 되어 있다
  • 原作: CHACHA KIM
  • 脚色: CHOKAM
  • 作画: Cheong-gwa

【日本語版漫画】
・ピッコマ(最新話先行配信)
・めちゃコミック
・LINEマンガ

・comico

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