この結婚はどうせうまくいかない 原作6巻第15章-⑯あらすじ|エスカランテの結束と“使徒の真実”が明かされる

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カッセルの艦隊が水平線の向こうへ消えるまで、海を見つめていたイネスは、
それからすぐにメンドーサへと戻り、ようやく意識を取り戻したエスカランテ公爵・フアンの病床を訪れる。

フアンは口の形だけで「大丈夫だ」と伝えるのが精一杯の状態であったが、
傍らでは、家族との絆を取り戻した次男ミゲルが静かに父を見守っていた。


ネタバレ注意
ここから先は、重大なネタバレを含みます。

第15章「人間と獣の時間」15章-⑯|あらすじ

エスカランテ公爵夫人・イサベラは、夫を死の淵から救い出したイネスを「一生の恩人」と呼び、固く手を握る。

この事件により、イネスは皇后カイエターナにとっても「唯一の兄弟を救った恩人」という絶対的な立場を得たとイサベラは言う。

イサベラはイネスを、守るべき対象ではなく、
「最も深い秘密を共有するに値する対等な味方」として認め、
共に皇太子に立ち向かう決意を固める。


イネスは、自身の人生に介在する存在の正体を確認すべく、
司祭ニバルド——「使徒アナスタシオ」の元を訪れる。

6歳の体で目覚めた今世、幼い頃、崖から落ちて死ぬことで「神の決めた死」を迎えようとした自分を、山番に身をやつして救い出したのはまさしく彼だった。

そこで明かされたのは、
使徒である彼自身もまた、神を裏切り自死を選んだ「最初の罪人」であるという真実。

彼は死を許されず、終わらない生の中に留められた存在だった。

彼は、かつて、処刑場で見たイネスの行動により、
初めて「救われた」と感じた存在であった。

そのため彼は、彼女に直接干渉することはできない立場でありながらも、
導き手として、彼女が答えに辿り着くための断片を与え続けてきたことが示唆される。

皇太子・オスカルによる非道にも残酷に処刑されるはずだった10人のために、
せめて一撃で死なせてやってほしいと願ったイネスの慈悲。

アナスタシオは、神さえも沈黙したその瞬間に、
自分たちを救おうとしたイネスを「私の神であった」と回想する。

「あなたがたった金貨10枚で、あの瞬間、私の神であったからです」(引用:原作6巻)

神の刑罰(回帰)そのものを止める力はない使徒が、
自らの意志で彼女の周りを彷徨い、彼女が「答え」を見つけるための断片を繋いできた理由が、
その10枚の金貨にあったと告げる。

第15章-⑮|出征前夜、愛の刻印と別れの丘

第15章-⑰|英雄と支配者→

📖「6巻の読み方はこちら」
6巻以降の読み方ガイド

※本記事の人名・地名は原作ベースの仮訳です。今後の公式翻訳により表記が変更される可能性があります。

📕 第15章まとめはこちら
出征前夜までの全展開を整理(ネタバレ)

📖 作品情報・配信プラットフォーム

  • 邦題: この結婚はどうせうまくいかない
  • 原題: 이 결혼은 어차피 망하게 되어 있다
  • 原作: CHACHA KIM
  • 脚色: CHOKAM
  • 作画: Cheong-gwa

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