🌹 本記事は、『この結婚はどうせうまくいかない』原作第7巻・第16-2章をもとに、高解像度あらすじ形式で構成しています。
会話部分や必要な箇所では、原作の表現を引用しています。
※ネタバレ注意:ここから先は、重大なネタバレを含みます。
第16章「川はみな海に注ぐが、海は満ちることがない㉞
皇帝が手にした「名分」——皇太子の死は、ただ一人の死ではなかった。
それは皇室というものの根源に対する冒涜であり、
そして皇帝の中で、耐え難い汚辱はやがて別のものへと姿を変えていく。
皇族が迎え得る、最も侮蔑的な死
群衆に踏み殺され、殴り殺された——。
それは風聞でも誇張でもなかった。群衆自身が、その死を誇るように語っていたからだ。
オルテガの輝かしい皇族として生まれた者が迎え得る、最も侮蔑的な死。
我が息子は、まさにその死を与えられたのだ。
遺体は原形を留めぬほど無残に壊され、群衆はその亡骸さえ侮辱した。
奪い取った一部は行進の象徴として掲げられ、そこへ数えきれない嘲笑と呪いが浴びせられた。
そして、自分たちが殺した相手が皇太子であったと示すために——誰もが知るその顔だけは、半分ほど残されていた。
今はこの世にいないカッセル・エスカランテに代わり、民衆自らが腐敗した皇族を、
一人の裏切り者を裁いたのだと。
皇室の根源に対する冒涜
路傍のごみでも踏み潰すかのような、あまりにも凄惨な死。
これは、ただ皇太子が殺されたというだけの事件ではなかった。
ある日突然、政敵の手によって暗殺されたのとも違う。
——皇室というものの根源に対する、冒涜だった。
お前たちとて、いつか同じように殺すことができる。
人とも思っていなかった者たちが、
まるで世界のすべてを手にしたかのように、皇帝へそう叫びつけたも同然だった。
それこそが、皇帝にとって耐え難い汚辱だった。
狂気は疫病のように広がり、人々は「自分のしたことなど、この死のほんの一部にすぎない」と言い聞かせながら、その現実から目を背けていた。
たかが、手に入らなかった女のために
——たかが、あいつが手に入れることさえできなかった女のために。
結局、一度として身体を許さなかった女の報復によって、すべてはここまで肥大化した。
皇太子を拒み、夫の死をきっかけに、オルテガの皇太子をその座から引きずり下ろした。
それでいて、自らは傷一つ負わずに——。
最初から、そういう泥沼だったのだ。
惨めな涙さえ売り物にし、
皇帝の黙認を口実に思うがまま動かしていた新聞を使い、
巧妙に選び抜いた言葉を民衆へ売りつける。
そうして扇動を重ねながら、あのヴァレスティナの女はオスカルの首に縄をかけた。
足が沈めば膝まで。
膝まで沈めば腰まで。
少しずつ、二度と這い上がれなくなるまで掘り続け、最後には悲鳴さえ上げられないよう、その口まで塞いだ。
皇帝には、それが分かっていた。
——だからといって。
「あなたのせいよ! あなたのせいなんだから!」
ついに正気を失ったかのようにカイエターナが悲鳴を上げる。
皇帝は苛立ちに任せ、足元へ酒杯を叩きつけた。
だからといって、すでにあの泥沼の中で引き裂かれてしまった息子の遺体を、今さら自分まで引き揚げに行かなければならないのか。
——なぜ?
自分まで一緒に泥沼へ落ち、ぼろ雑巾のようになる理由など、どこにもない。
自分も、あのように死ぬかもしれない
皇帝は、半分ほど原形を失ったオスカルの死に顔を思い浮かべ、ぞっとした。
これまでの人生で、一度として目にしたことのないほど凄惨な死だった。
耐え難い汚辱は、息子の遺体を思い浮かべたその瞬間、
そのまま本能的な恐怖へと姿を変えた。
半分だけ残ったオスカルの顔は、
鳥肌が立つほど、自分によく似ていた。
想像したことさえない死が、絶えず脳裏をちらつく。
——自分も、あのように死ぬかもしれない。
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この結婚はどうせうまくいかない 이 결혼은 어차피 망하게 되어 있다
日本語版漫画
韓国語版(原作)
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