📖 この結末に至るまでの決別は【5巻14-31,32】から
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(この許しの重さは、そこから読むとまったく違って見えます)
イネス が最も隠したかったのは、前世で失った子どもの記憶でした。
この夜、カッセル は彼女の罪悪感ごと抱きしめます。

「あなたを愛しているから……見せられないと言ったじゃない」
そしてこの夜、
エミリアーノ が託した「許し」が、ようやく彼女へ届きます。
あらすじ|小説第5巻14-33
📖この記事の位置づけ
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第14章-33|ネックレスの真意(この記事)
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▶原作第1巻|プロローグ①
暗い寝室で目を覚ましたイネスの前に、
カッセルはビルバオから持ち帰った「贈り物」を差し出す。
それは、かつてイネスがエミリアーノに贈り、
彼が命のように大切にしていたカンラン石のネックレスでした。
カッセルは、エミリアーノがあえて「記憶という刑罰」を自ら選び、
イネスが前世で、わが子ルカを殺めた罪悪感に苦しんでいることを知っていたと告げます。
エミリアーノが数年かけてお金を貯め、レプリカのネックレスを宝石商に預けたのは、
いつかイネスに「すべては僕の罪だ。君はもう、自分を許して楽になってほしい」と伝えるためだったことも。
最愛のカッセルから、隠し続けてきた凄惨な過去を突きつけられたイネス。
しかし、カッセルは彼女を離さず、その罪ごと抱きしめます。
朝が明けるまで、イネスはカッセルの腕の中で、
初めて声を上げて泣き続けるのでした。
考察01|名前を呼ぶことすらできなかった喪失
イネスが抱えていたのは、
子どもを失った悲しみだけではありません。
自分だけが生きていること。
自分が正しい選択をできなかったこと。
そのすべてを背負い、彼女は自分自身を裁き続けるしかないのだと思います。
考察02|「記憶という刑罰」を選んだエミリアーノの真意
エミリアーノは、神から与えられた「忘却」という報酬を拒み、あえて苦痛に満ちた前世の記憶を保持することを選びました。
「君を記憶し、二度と君に会わないために。」 (- 原作小説第5巻より引用 -)
彼にとっての「愛」は、イネスを二度と不幸にしないために、自分が彼女の人生から消えることでした。
そして彼が死の間際に願ったのは、イネスが、彼女が抱え続けてきた罪から救われること。
「すべては僕のせいだ」と言い切る彼の愛は、あまりにも善良で、あまりにも優しいものでした。
考察03|カッセルが読み上げた「罪」という名の愛
カッセルは、イネスが最も隠したかった「彼女の罪」の真実を、
逃げる彼女を強く抱きしめて伝えました。
「君は、二度と間違った選択をしない。大丈夫だ。もう。すべてが大丈夫になる。」
(引用:原作5巻)
カッセルにとって、ネックレスを渡すことは、エミリアーノに彼女を奪われるリスクを冒すことでもありました。
それでも彼は渡します。
イネスが「自分自身を許す」ためには、過去を直視し、そこに込められた「許し」を受け取る必要があったからです。
考察04|ルカの記憶に与えられた新しい意味
「君のルカは、あまりにも善良な存在だから、
人生の苦痛から早く解放されただけだ。イネス。」(引用:原作5巻)
イネス は長い間、ルカの死を「自分の罪」として抱え続けてきました。
けれど彼は、その記憶を罪としてではなく、
あまりにも短すぎた一つの命の悲しみとして受け止め直そうとしたのだと思います。
イネスが初めて声を上げて泣けたのは、
カッセルの腕の中が、この世で唯一、自分を「罪を犯した者」ではなく「傷ついた一人の女性」として見てくれる場所だったからでしょう。
原作小説ならではの見どころ
📖 この場面の背景には、エミリアーノがカッセルに託した「赦し」があります。
原作ならではの凄みは、この場面の“距離”まで伝わってくることでした。
ベッドの下に倒れ込んだ イネス を、カッセル は回り込むように抱きしめます。
逃げようとする彼女を追い詰めるためではなく、
一人で罪を背負わせないために。
そして突きつけたのが、
「君は、君自身をもう一度殺してしまった」(引用:原作5巻)
という言葉でした。
暗闇の中で荒くなる呼吸や、ネックレスの冷たい感触まで伝わってくるような描写だからこそ、
この場面の許しは綺麗ごとでは終わらなかったのだと思います。
📖 しかし、この「許し」は突然生まれたものではありません。
その始まりは、4巻終盤のビルバオにあります。
▶原作4-5巻|エミリアーノ編①「記憶の残滓」
まとめ
原作5巻のラストを締めくくる今回のエピソード、
- エミリアーノが「イネスに会わない」という罰を自ら選び、彼女に「許し」を届けようとしていた真実
- カッセルが彼女が抱え続けてきた最も重いトラウマを受け入れ、彼女を過去の沼から救い出した決意
- イネスがカッセルの腕の中で初めて「声」を出して泣き、自分の殻を破った瞬間
イネスはずっと、自分だけがルカの死を背負うべきだと思っていました。
けれどこの夜、エミリアーノ が託した許しを、カッセル が彼女へ届けた。
だから彼女は、初めて声を上げて泣けたのかもしれません。
ここから先、イネスの物語は「赦される物語」へと姿を変えていきます。
📚️ 5巻を読み終えた読者の皆様
怒涛の展開を見せた第5巻。
「結局、あの伏線はどうなったの?」
「三人の男たちの真意は?」
と、頭の整理が追いつかない方も多いはず。
6巻に入る前に、漫画読者が置いてきぼりになりやすいポイントを徹底整理しました。
▶原作5巻総括考察
カッセル・エミリアーノ・オスカル三者の愛と「記憶」の意味を整理
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📖 今回のエピソード対象範囲
| プラットフォーム | 対象話数 |
| ピッコマ・LINE漫画 | 漫画再開後掲載します |
| めちゃコミック | 漫画再開後掲載します |
📖 作品情報・配信プラットフォーム
- 邦題: この結婚はどうせうまくいかない
- 原題: 이 결혼은 어차피 망하게 되어 있다
- 原作: CHACHA KIM
- 脚色: CHOKAM
- 作画: Cheong-gwa
【日本語版漫画】
・ピッコマ(最新話先行配信)
・めちゃコミック
・LINEマンガ
・comico
📖 原作小説・漫画(韓国語版)について
管理人ロゼは、完結までの物語を見届けた後も、以下の公式配信サイトで大切に作品を追い続けています。
- 原作小説:韓国公式サイト(RIDI)にて配信中
- 原作漫画:kakaopage
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